Re-ClaM 第3号
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クラシックミステリ評論同人誌「Re-ClaM」の第3号です。 今回の特集は「クラシックミステリ(再)入門」となります。一口にクラシックミステリといってもその領域はあまりにも広くまた深いもの。これからクラシックミステリを読んでみようという初心者の方、あるいは読めるものはもう読み尽くしたという剛の者まで、だれでも楽しめるような内容を目標に制作しました。若手ミステリファンによる「独断と偏見で語る黄金時代作家紹介」や、読み応え抜群の論考「中華圏における英米ミステリ受容史」(ellry)を収録しています。中国きってのミステリ論客にしてクラシックミステリ紹介者のellry氏が惜しげもなく提供する資料は、日本からは容易にアクセスできない貴重な物。興味の向きはぜひご一読を。 「連載・寄稿」についても大いに充実しています。今回初登場となる黒田明氏は戦後間もない時期の雑誌に掲載された翻訳ミステリの情報をご提供いただきました。これらは系統的なデータベースが存在しない、膨大な資料群を一つずつ確認した素晴らしい成果です。前回に引き続き寄稿いただいた林、MK、小林のお三方のレビューも例によっての高クオリティです。 以下目次。 【特集】クラシックミステリ(再)入門 ■独断と偏見で語る黄金時代作家紹介 アガサ・クリスティー(紙月真魚) F・W・クロフツ(野田有) ドロシー・L・セイヤーズ(三門優祐) フィリップ・マクドナルド(三門優祐) アントニイ・バークリー(千葉集) ダシール・ハメット(小野家由佳) エラリー・クイーン(織戸久貴) ジョン・ディクスン・カー(クラチ・スミテル) ジョルジュ・シムノン(井戸本也玄) E・S・ガードナー(小野家由佳) ■文庫で読むクラシックミステリ(三門優祐) ■中華圏における英米ミステリ受容史(ellry/稲村文吾訳) 【連載&寄稿】 Queen's Quorum Quest(第38回)(林克郎) A Letter from M.K.(第2回)(M.K.) 海外ミステリ最新事情(第4回)(小林晋) こんな翻訳があったのか(第1回)(黒田明) 原書レビューコーナー(小林晋) --- 【物理版との相違点】 この電子版「Re-ClaM」第3号は、2019年11月、第29回文学フリマ東京で頒布された「Re-ClaM」と内容が異なります。紙版に収録されていたピーター・ゴドフリー作/宇佐見崇之訳「第五の次元」は、著作権処理の関係で本電子版には収録しておりません。あらかじめご容赦ください。